隣の席の料理がおいしそう
テーブルマナーには、洋食の物だけみても、食べ方や順番、フォークやナイフなどの扱い方、立ち振る舞いなど、たくさんの決まり事があります。
本当にすごく多いので、テーブルマナーのすべてを把握できているなんて方は、きっとわずかでしょう。
ほとんどの方は、細かい内容の物になると、曖昧な部分が多い事だと思います。
「これってマナー違反かな?」なんて悩む事、結構ありませんか?洋食などでは、このような事は、特に多いのではないでしょうか。
例えば、オーダーをしようとする時。
ふと、隣のテーブルに目が行って、隣の席の料理が美味しそうだなあと思ったとします。
料理について、質問したり、同じ物を頼む事って、テーブルマナーでは、どうなのでしょう。
隣の席の事を話題にするのって、いけないような気もします。
そんな時は、ひたすらメニューをみて、自力でその料理を探す方がいいのでしょうか?いいえ。
そんな必要はありません。
隣の席の料理について、質問するのは、マナー違反にはなりません。
隣の席の食器などについても、どんどん質問して大丈夫です。
気になったら、近くにいるお店の方を呼んで聞けば、快く答えてくれるかと思います。
このように、細かい部分になると、判断に困る事は、すごく多いですよね。
気になると、食事にも集中できません。
そんな時は、お店の人に「これってマナー違反ですか?」って質問しちゃいましょう。
もちろん、忙しそうな時は、ちょっと待ってくださいね。
ティファニーのテーブルマナー
テーブルマナーをこれから学ぼうとしている方に、お薦めしたい本があります。
それは、「ティファニーのテーブルマナー」です。
「え?ティファニー?」と反応した方も多い事でしょう。
そうです。
シルバーアクセサリーなどで有名な、あの「ティファニー」です。
この本の元は、ティファニーで食器などを購入したお客様に配られていた物なのだそうです。
初版が出版されたのは、四十年近く前。
ですが、その人気は衰える事なく、今もたくさんの人に愛されています。
内容は簡明で、メッセージ性も強いです。
イラストには温かみさえ感じます。
多少、特徴的なマナーは紹介されているものの、どこでも充分に通用するレベルのマナーが学べます。
特に、基礎的なテーブルマナーを学びたい方には、お薦めの一冊です。
この本の表紙は、ティファニーの、あの鮮やかな水色。
全体的に、可愛らしいデザインなので、飾ってもオシャレです。
この本には、ハードカバー版もあります。
ハードカバー版のタイトルは、「Tiffany’s Table Manners for Teenagers」。
こちらは、テーブルマナーと同時に英語の勉強にもなると、日本人でも購入する方が多いようです。
英語も簡単な表現ばかりなので、高校生ぐらいでも、難なく読めるかと思います。
名前からして、もともとは、未成年を主な対象とした物のようなので、若者へのプレゼントにもいいかもしれません。
邦訳版、ハードカバー版、どちらも、内容に大差はありませんので、好みで選択してくださいね。
テーブルマナーの学べるお店
テーブルマナーは、覚えてから使うのもいいですが、食事しながら教えて貰うのも、楽しくていいかもしれません。
日本料理、中華料理、フランス料理と、種類はたくさんありますが、どれも、絵や文章だけで覚えるのは大変です。
いくら想像力が豊かでも、実際にやるのとは、どうしたって違いがでます。
勉強から実践と段階を踏むのも、楽しめればいいんですが、なかなかそうはいきません。
とはいえ、スクールに通うのはちょっと・・・なんて方に朗報。
ホテルでは、高級料亭やフレンチレストランなどを実際に利用して、テーブルマナーが学べる企画を行っているところが結構あるんです。
お値段は、そのホテルによって様々です。
ちなみに、あるホテルのマナー教室付きの和食プランは、通常のお食事料金+二千円でした。
もちろん、テーブルマナーは、ホテルでの企画ですので、しっかりとした質の物が学べます。
ホテルでのマナー教室は、実際のお店に近い、高級感ある空気の中で学べるという強みがあります。
高級店の独特の緊張感は、家庭ではなかなか体感できません。
ここできちんと食事できれば、自信に繋がるはずです。
このようなプランは、定期的もしくは不定期に、催し物として行っているところ、予約すればいつでも利用できるところなど、ホテルによって様々です。
いつでも予約すれば利用できるところでも、ある程度の人数が必要な場合もあります。
利用してみたい方は、いくつかのホテルに問い合わせて、最適だと思うところに行ってみてください。